“ドバイ“と聞くと、近未来的なビル群や高級車、高層ホテルを思い浮かべる人も多いかもしれません。ですが近年ではそれだけでなく、ITとテクノロジーの先進都市としても注目を集めています。
政府主導のデジタル化戦略や、世界中からスタートアップが集まる体制を整えるなど、まさに「中東のシリコンバレー」を目指す動きが活発です。今回は、そんなドバイで注目されているITサービスをピックアップして紹介します。
1. DubaiNow(ドバイナウ)
ドバイ政府が提供する統合型行政アプリ。電気料金の支払いや車の登録、パスポート更新など、生活に関わる130以上の行政サービスをスマホひとつで完結できます。
- 特徴:生活者向けのあらゆる手続きをワンストップで
- ポイント:実際に住んでいる人ほど便利さを実感
公式:https://www.dubainow.gov.ae/
2. Smart Dubai(スマート・ドバイ)
ドバイ全体をスマートシティ化する構想の中核プロジェクト。AIによる行政効率化やIoTを活用した交通管理など、都市全体を「つながったシステム」として進化させています。
- 主な技術:AI/IoT/ブロックチェーン/オープンデータ
- 実用例:ドバイ警察の顔認証システムなど
3. Dubai Blockchain Strategy
2016年から本格始動したドバイのブロックチェーン政策。行政手続きや契約、医療記録、物流トラッキングなどにブロックチェーンを導入し、透明性と効率を両立させようというものです。
- 目標:世界初の完全ブロックチェーン政府を目指す
- 成果:土地登記や企業ライセンスにすでに導入済み
参考:https://www.digitaldubai.ae/initiatives/blockchain
4. Careem(カリーム)
Uberに買収された中東発の配車アプリ。ドバイでは日常的に使われており、タクシー配車だけでなく、フードデリバリーやマイクロモビリティ(eスクーター)などにも対応しています。
- 特徴:多機能型スーパーアプリとして進化中
- ポイント:現地生活者のインフラに直結
まとめ
ドバイは、単にビルや都市の外観が未来的というだけでなく、生活や行政、経済活動の隅々にITが組み込まれている都市として進化を続けています。
政府・民間・国際企業が連携して取り組むITインフラ整備は、他の都市にも大きな影響を与えるかもしれません。
「未来の都市生活」が気になる方は、ぜひ一度ドバイのテックサービスを体験してみてはいかがでしょうか?
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